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革靴の日常のケアと保管
革靴の日常のケアと保管で重要なのは、履き終わったらまずブラッシングして保管すること、さらに2日以上続けて同じ靴を履かないことです。靴から湿気を抜き休ませることが基本です。
シューツリー
シューツリー、またはシューキーパーとも呼びます。靴の型崩れを防ぎます。一般的に二足以上の靴を所有していれば、履いている時間よりも履いていない時間、保管している時間の方が圧倒的に長くなります。その保管時にシューツリーで靴の形を保つことは必須です。履き終わった靴は汗などの湿気を含んでいますが、靴を休ませているとその湿気は次第に抜けていきます。革が最も変形しやすいのは、湿気が蒸発していく段階です。この時にシューツリーが入っていれば、靴の変形を防いでくれます。靴のケア・保管にシューツリーは欠かせません。したがって靴の数だけシューツリーが必要です。100円ショップに全体がばねでできたシューツリーがあります(150円商品ですが)。これは、靴の甲に常にテンションがかかるので、長く使用すると靴の甲の部分が膨らんだりしますので、高級な革靴にはあまりお勧めできません。
雨に濡れた場合
革靴は水に濡れるると乾く段階で油分が抜け、革が固くなるとともに型崩れを起こします。雨のときに履いた後の靴は、水分を十分にふき取って風通しの良い場所で乾かします。このとき新聞紙を靴の中に詰めるのも効果的です。
靴の消臭
外出前に靴を履こうとしたら臭いが気になる。そこで消臭スプレーを使用するのは、タイミグが遅すぎます。臭いの原因となる細菌は靴を脱いだ直後から繁殖します。つまり、靴のにおいが気になる場合は靴を脱いだ直後に消臭スプレーを使うのが正解です。さらに除菌効果もあるスプレーを選ぶとよいでしょう。また、靴のクリーニングの項でも説明した通り、アルコールで靴の内側を清掃することも効果的です。これもできれば、履き終わった時点で行うのが良いでしょう。
保管場所
革の通気性を損なわない環境で保管することが大事です。長期間使用しない場合は、革の表面の通気性を保つためにワックスを落とし、ろう成分を含まないデリケートクリームで保湿しておきます。そしてシューツリーを使用して保管します。またカビが生えないように空気を入れ替え、ある程度乾燥した環境で保管することも重要です。
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